2024年4月より、当校で技能検定員としてお仕事をしている仁科さん。
正社員としてフルタイム勤務、プライベートでも車が大好きな検定員です。
「資格もってないけれど~」「がっつり!働きたい」「子育てと両立しながら働きたい」
東部自動車学校では、あなたのご事情にあわせて働くことができます。
❶見習い:指導員資格がなくても大丈夫!教習指導員資格取得に向けて全力でサポートします。
❷正社員(有資格者):教習指導員、技能検定員の資格を活かしたい方、ブランクがある方も歓迎
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車への熱が冷めないことが、原動力になっています
指導員を目指したキッカケは?
小さい頃から車が好きで、今覚えているのは小学校の卒業文集の中で、静岡の出身のカーレーサーである星野一義さんに僕はなりたいと書いた記憶があります。
この車の熱が冷めないままこの業界にいる、そういったところがこの業界を選んでいる、原動力になっていると思っています。
どのような人に、この仕事を勧めたい?
私と同じで車がとにかく好きだっていう人はおススメだと思うんですよね。
法令関係のことや教習の仕方とか、ゼロから始めると覚えなきゃいけないことが結構あると感じます。
ただそういったものも、車が好きだっていう情熱がある程度は解決してくれると思いますし、生徒さんに何か聞かれても話の広がり方っていうのは、やっぱ自分が車を好きか好きではないかでは、雲泥の差だと思います。
それから接客業の要素が非常に高いので、人と接するということに抵抗がない方はおススメの仕事なのではないか、というふうに感じます。
車の運転は、速度の調節が永遠のテーマ
難易度が高いと思う課題は?そのポイントと克服方法は?
入校して間もない生徒さんであれば「きっとS字なのかな」とか「クランクなのかな」って思われるかもしれないのですが、私が常々感じているのは、教習の初期の段階に出てくる「速度の調節」ということが一番難しいテーマじゃないかなと。
例えば初期の段階ではカーブとか曲がり角を膨れていってしまう原因として、ハンドル操作に対して速度を落とし切れてないので、ハンドルが間に合わなくて結果として膨れていくということなんかもあると思います。
教習場の中の狭いコースであるS字やクランクがうまく通れないというのも、そこの道路の形状とかに見合った速度が作り切れなかったりしてハンドルの操作が思うようにできないということもあるかなと。
第二段階になって路上に出ると、左右に車を寄せるということが必要になってくるのですが、それに対しても速度を調節して確認する時間を作ってあげるということが必要になります。
車線変更一つをとっても、交通の流れに乗る事が大事になりますが、それもどうしても遠慮してしまう生徒さんだと周りの人が見えるっていうだけで周りの人と相対的な速度というのがどうしても作れない。
そういった速度が作れないということが、車の運転を難しく感じる要因の一つなんだろうなと感じます。
高齢者講習に来る方も速度の作り方が合ってるのかな、と思うことなんかが多々、講習を見ててあったりします。
永遠のテーマじゃないですかね。
そういった運転のポイントは?
それを解決する方法ということですけども、「劇的に何か上手くなるコツがありますか」というと無いと思うんですよね。
車をさわり始めて初期の段階の方であれば、とにかくよく車をさわるということが大切ですし、ベテランの方については今作っている自分の速度が本当に合っているのかなということを、今一度考えてもらって速度の出し過ぎに注意してもらえると良いかなと感じます。
マツダ教習車は、非常に取り回しの良い車
東部自動車学校の教習車はどんな車?
普通、車というとその後ろに何々という車名が書いてあったりするんですけども、うちの教習車には何も書いてないんですよね。
だいたいベースとなる車両というのが一般的にはあるんですけども、想像つきますか?
実はデミオをセダン型にした車ということで国内販売されてないんですよね。そして教習車の車名そのものが「マツダ教習車」っていう、それが車名なのって思うかもしれないですよね。
その特徴なんですけども、5ナンバーという小さいサイズの枠の中に収めた、非常に取り回しのいい車だっていうふうに考えてもらえると良いと思います。この教習車に触れたはじめの印象は、大体思った位置にタイヤが持って来れるって言うんですかね、違和感がないっていうのが率直な感想です。
あとは車好き目線で言えば 6速のギアを採用しているっていうのは教習車としては珍しい車だなと。あとボディが非常に軽快、それでいて相反するのがその剛性っていうのは歴代のマツダの教習車の中では一番よくできてる車であると言えるんじゃないかなと思います。
あの形で一般車っていうのは売られてない?
海外では一応ああいう形があって、ただ教習車仕様にするためには恐らくバイザーをちょっと大きいものに変えるとか、補助ミラーやブレーキなんかもそうですけれども、そういう風に海外で売られているものを改造して、逆輸入されてきたような形で使用されています。国内販売ではラインナップにはないですよね。
検定員は審判とコーチを兼ねている人
指導員と検定員の違いは?
法令的な言葉を使わずに要約して言えば、スポーツで言うと指導員の立ち位置はコーチじゃないかなと思うんですよね。検定員というのが、いわゆる審判っていうところだと思います。
ただ教習所の検定員は、審判とコーチを兼ねている人っていう風に捉えてくれるとわかりやすいんじゃないかなと思います。
昼間と夜間での運転の違いを教えて
全てのものが捉えにくいということが夜間の運転です。よく言われることだとは思いますが物、人、車などを発見した時には、もう既に間に合わないところまで来ているのかもしれないということを考えてもらって、よくある言葉ですけども速度を控えめにして走るということが何より大切なのではないかなと思います。
車を好きになってもらうことが大切
どんな教習を心がけてる?
自分が車が好きっていうのもありますけども、教習に来られる方のモチベーションを持続するためには車を好きになってもらうということが大切だなと思います。
私も好きであるからこそ、この職業をしているという事もあるので、やっぱり教習を受けてくれる皆さんが教習所来て楽しいなとか、車って面白いなって思ってもらえるような、そんな教習を心がけております。
※インタビューの内容は個人的な見解が含まれます。