【バイク免許】どの二輪免許から取ればいいのか教習所の指導員に聞いてみました！

2023.12.252024.01.24

皆さんこんにちは、普段はドローン講習の担当をしている内村です。
もうドローンスクールがはじまってから5年くらい経ちます。早いですね。

今回はドローンの話ではないのですが、せっかく自動車学校で働いているので免許関連の話題をお伝えしたいと思います。

バイクってカッコいいよね！

伊豆方面へ車を走らせると、天気の良い日にツーリングをしているライダーさん方を良く見ます。
スキューバにしろ写真にしろ私の趣味には道具がいるので、正直バイクとの相性はあまり良くないと思っているのですが、それでも天気の良い日にツーリングしている姿を見ると「いいなぁ～。気持ち良いんだろうな～。」なんて車を走らせながら運転席で漠然と考えます。

あとアクション映画なんかでも、カッコいい役柄の演者さんはだいたい街中をバイクで疾走しますよね。
ヨーロッパの壮麗な街並みやアジアの活気溢れる屋台街、治安の悪そうなビル街など、どんな場所でもバイクアクションの舞台になり得ます。個人的にはサイドカーなんか出てくるとサイコーに熱いです。

そんな危険な運転は、現実では絶対にしてはいけませんが、映画を見て自分もバイクに乗りたいと思う人は多いのではないでしょうか。
ちなみに私の家族の一人も、そんな感じで過去に普通二輪MTの免許を取っていました。

バイクの免許って何種類あるの？

車種	大型	普通	小型	大型AT限定	普通AT限定	小型AT限定
最大排気量（cc)	無制限	400以下	125以下	無制限	400以下	125以下
参考教習価格（税込） ※普通自動車免許を所持している場合。　東部自動車学校の規定料金から。	￥216,150-	￥146,850-	￥112,200-	※	￥127,050-	￥102,300-
必要時限数（学科+実地）	32	18	11	25	14	9

まずはとりあえず一覧表にしてみました。

大きく分けると「大型」「普通（中型）」「小型」となり、それぞれに「AT（オートマ）限定」があります。
AT限定の方が必要な時限数は少ないですが、MT（マニュアル）を運転できません。
限定でない方を取得すればMTとATの両方が乗れます。

※東部自動車学校では大型AT限定は教習を行っていません。

小型MT CB125 約130kg

普通MT CB400 約200kg

大型MT NC750 約230kg

どれからとるべき？

乗りたいバイクに合わせて取得すれば良いのでは？と私は勝手に思っていますが、もし大型に乗りたい場合、小型や普通から徐々に取得していくなんて取り方もあります。
なので小さい車種から徐々にステップアップしていった方がラクなのかな、なんて気もします。お金は余分にかかりますが..。

ということで、前置きが長くなりましたが「どの二輪免許から取るのがイイの！？」を指導員に聞いてみようと思います。

指導員にきいてみた！

教習所なので、当たり前ですが私の職場は指導員の人がたくさんいます。
今回は何人かの指導員に聞いてみて、その内容をまとめてみました。

結論の前に、少しだけバイクの教習についておさらい（？）をしておきます。

二輪の教習は校内（教習コース内）のみですが、スラロームやクランクなどの課題を検定でこなしていく必要があります。

そもそも、大型と普通（中型）の二輪ってどのくらい違うのかをみてみました。
バイクの免許を持っていない私からすると、普通二輪でも結構大きく感じます。東部自動車学校ではCB400（下の画像真ん中）という車両を使用して教習します。

左から「小型」「普通（中型）」「大型」それぞれMT車です。
横に立ったぐらいの位置から撮影しました。荷物を入れるスペースも、車体が大きくなるにつれて広くとられているようです。

そしてどの車種から免許を取るべきかというと..

用途によって選ぶと良いかも

実際にバイクで何をしたいのかで、乗る車両を決めるのがおススメのようです。
当たり前だと言われればそれまでですが、今後どのような乗り方を考えているのかによって適切な車両の大きさは変わってきます。それをしっかりと考えて選ぶのが良いと思います。
例えば大きな車両は街中を低速度で走行したり、近所にちょっと出かけたり、近場のツーリングのような乗り方では疲れてしまうかも..
逆に高速道路でロングツーリングするなら、パワーに余裕のある大型バイクが適しています。

そしてイメージ通り、車体が大きくなれば重量も重くなり、車体を押したり引いたりするのにもその分苦労します。
用途に合わない車体を買って、結局乗らなくなってしまってはもったいない！

また体格の問題もあるようです。
体格によっては大型を取りまわすのが辛く感じてしまう場合もあるそう。

免許を取る順番も、最初は小型か普通（中型）からがおススメといえそうです。(普通二輪免許ページ）
明確に、すぐ「高速道路で遠くまでツーリングしたい」という目的があるのなら別ですが、「いつか大型も..」ぐらいであれば、普段乗りには小型や普通をおススメです。

まずは実際に触ってみよう

東部自動車学校では二輪講習のお申込みの際、実際に二輪教習ができる指導員と一緒に教習車を触って、押し引き等を体験してもらうようにしています。
各車両の大きさや重さを一度体感したうえで、卒業後に考えている用途や乗りたい車種も考慮して、取得を目指す免許の種類を相談できるようになっています。迷っている時からでも、受付にお声がけください。

※2023年12月現在、教習の混雑により二輪教習を停止させていただいております。
2024年3月中旬頃に再開予定です。お電話で予約可能なので、ご希望の際はご連絡ください。
東部自動車学校：055-921-7788

教習用の車両はどのような操作をしているか指導員がすぐ分かるように、いろいろな色をしたランプがついています。

安全に教習を行う装置の一つです。